糖質燃焼体質と脂肪燃焼体質

糖質燃焼体質と脂肪燃焼体質

本日は健康シリーズの続きで、脂肪燃焼体質についてお話をしてみたいと思います。

ここ数年のアメリカの健康界で一番大きな変化の一つといえば、脂肪燃焼体質になることの重要性だと思います。私がそれに意識をし始めたのは、2つの偶然からでした。

時期は異なりますが、2人の健康や栄養学のスペシャリストに半年から一年のアドバイザリー契約をして、私の健康状態のチェックから、それに合わせた食事改善の方法まで、事細かにアドバイスを貰っている時期がありました。

そこでお二人が共通して言ったのが、朝一番に脂質を取ることの重要性でした。

私はデトックスの記事で書いたように、長らく腸からうまく栄養摂取をできないでいたので、そこから、朝起きるとまず最初に糖質でエネルギーを摂取するというのが長年の習慣になっていました。

しかしこれを続けると、身体はいつでも糖質からエネルギーを欲しがる体質のままでいます。そして、糖質から摂取をする状態になっていると、身体はエネルギーを欲する度に糖質を欲しがる循環に陥ります。

結果、血糖値の乱高下が起きます。糖質を摂取した時に血糖値が上がり、そして、お腹が減ってくると血糖値が下がるわけです。世界的なテニスプレーヤー、ジョコビッチの「人生を変える食事」にもありますが、あなたの職業がなんであれ、プロとして最高のパフォーマンスを続けようとする時に、血糖値の乱高下は一番避けたいことの一つです。

例えば、私の場合人前で話すことも仕事の一つですが、食事を摂った後で満腹の状態と、お腹が空いている時で話の質に大きな差が出てしまったら、それこそ問題です。そして、以前はそれを避けるために、講演台にリンゴジュースやグレープジュースをいくつも置いて、糖質(糖類)を摂りながらしのいでいました(笑)。

しかし、現在脂肪燃焼体質にスイッチして、これが大きく変わりました。基本は早めにエネルギー摂取をしますが、時には、昼食を食べた後、夕方にイベントが終わるまで、水分以外エネルギー補給ゼロで疲労感を覚えず話続けたこともあります。

では、どうやって糖質燃焼体質から脂肪燃焼体質にスイッチしたのでしょうか。

一番手っ取り早いのは、朝起きて最初に口にするものを脂質に変えることです。私は空腹時にフルーツ(果糖)をよく摂取していて、特に朝起きた後にかなり大量のフルーツを食べていました。

デトックスの意味ではこれは効果があるのですが、脂肪燃焼体質にするにはこれは効果的ではありません。

ということで3~4ヶ月間、期限を区切って、朝起きてとにかく最初に脂質を摂取するように食事を大きく変えてみました。

その期間私がよく摂ったのはココナッツです。私が愛飲していたのは、ココナッツの実の部分とオイルの部分すべてを一つのペーストにした商品で、日本でもアマゾンなどで手に入ります。

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やることはシンプルで、朝起きてこれをスプーン1杯舐めるだけです。これによって身体は強制的に、自分の脂肪を燃やすことからしかエネルギーを摂取できなくなります。

その後30分くらい、ヨガや散歩などをしながら水分以外何も口にしません。

もちろん朝以外にも、ちょっと空腹を覚えた時に、糖質ではなく脂質を摂取するように心がけました。これで大きく体質が変わりました。他にも色々やったのですが、一番大きなことと言えばこの朝の食事の順番だと思います。

今では食事と食事の間何も摂取しないで、身体と心の体力が安定して長続きするようになりました。この、安定して、というのがキーワードです。そしてまた、「自分の脂肪を、今燃やしているんだな」と感じることがあります。これもとても気持ちのよい感覚です。

この体質変化によって、体重などは変わらずとも、体力が数倍になったような感覚があります。また、この体質になると、糖質を、糖質燃焼体質の時より欲さなくなるので、ダイエット効果もあるようです。ご興味ある方、ぜひ、脂肪燃焼体質への転換を試してみてはいかがでしょうか。

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