チャネリングを受ける際に知っておくと便利なこと

チャネリングを受ける際に知っておくと便利なこと

今日は、チャネリングを受ける際に知っておくと便利なこと、というトピックで書いてみたいと思います。これまで仕事柄大勢のチャネラーの方とお話する機会がありました。そこで感じた私なりのチャネラーとの付き合い方をまとめてみます。

ちなみに、サイキックリーディングとチャネリングの違いは、サイキックリーディングは目の前にいる人のリーディングをすること、チャネリングは、あちら側からのメッセージを伝えること、です。

まず大きく分けるとチャネラーは2種類の人達がいます。一つは生まれつき、または幼少の頃からチャネリング能力が自然に備わっている人達、もう一つはチャネリングのワークショップ等で努力で能力を身につけた人達です。

さてチャネラーさんと言うと、とてもスピリチュアルな人と連想される事が多いですが、実はチャネリングのスキルがあることと、マインドがスピリチュアルであるかは似て異なります。

例えばですが、長年お話してきた幼少期以来40年に渡りチャネリングをしてきたある女性の話をしますと、彼女は本当に正確で凄腕のチャネラーだったのですが、子供の頃からその能力があった為、瞑想もしなければ、スピリチュアル本も読まず、(もちろん読めば良いというものではありませんが)例えばヒーリング等もあまり信じていないようです。面白いのはチャネリングをするとチャネリングの相手の存在はヒーリングが如何に効果があるかという事を彼女を通して話してくれるのですが、彼女はそれを料金を貰って伝える部分を職業としていて、彼女自身はチャネリングであちら側からの素晴らしいメッセージを受け取っていても、必ずしもそれを信じていないという点です。実はこのチャネラーさんは数年前に末期ガンで他界されました。

それまでにも、チャネラーとしての彼女は、あちらからのメッセージとして食事やヒーリングアファメーションで治る話や、心が体に与える影響力などの話をしてくれていたのですが、顕在意識の彼女はそうした力をあまり信じておらず、結果、化学療法を繰り返し受けていました。化学療法を受ける度に彼女は明らかに具合が悪くなり、化学療法は実は多くの医者が身内にはやらない療法である事などを彼女には伝えていたのですが、彼女は頑なに化学療法が一番良い療法だと信じて、治療の度に弱っていった末に他界されました。

チャネリングで卓越したスキルを持ちながら、心と体の関係という意味でのスピリチュアル、またヒーリングの可能性などは信じない例でした。

全く別の例を挙げてみます。友人に紹介されニューヨークのチャネラーさんに連絡を取った時の事です。彼女にチャネリングを受けたい旨を申し出ると、彼女は「支払いは前払いで小切手にキャッシュと書いて封筒に入れて送ってくれ」と言います。これは小切手の正しい使い方ではなく、もし封筒を紛失した場合は見つけた誰でもがその小切手を入金する事ができてしまいます。支払い先の相手の名前を小切手に書くのが正しい使い方で、小切手にキャッシュと書いて郵送などは現金を封筒で送るのと同じリスクがあるので普通しないのですが、彼女は「キャッシュと書いて送ってくれたら、その小切手をそのままクリーニング代として支払いに使えるので、その方が手っ取り早い、そうして欲しい」と言います。そもそもこの時点で、生活感もにじみでているというか、本当にこの人は大丈夫かなと思いながら、私がそれは出来ないと言うと、とてもイライラとした口調で「何故あなたは私に問題を作るのか」と的外れな怒り方をします。これはチャネリング所ではないと思いそうそうに電話を切り上げました。

暫くすると彼女から連絡があり、「さっきは忙しくてイライラしていてごめんなさい」と謝ってきます。そもそも一連のやり取りが全くスピリチュアルでは無かったので(笑)チャネリングを受けるか迷ったのですが、逆に怖いもの見たさの興味本意でチャネリングをお願いする事にしました。結果、実はチャネリングとしての能力はとても高く、そこで彼女が言った事が1年後に実現したり、病気を言い当てたりと、チャネリングの腕は大したものでした。

今回たまたま二つの極端な例を出しましたが、これはチャネラーが皆んなこうだという事ではなく、要はチャネリングの能力とその人の人格やスピリチュアル度等は別の事だというのがお話のポイントです。なぜこのお話をご紹介したかと言うと、それは次のお話に関連します。

次はチャネラーと話をする際の注意点です。

チャネラーは所謂あちら側の人のメッセージをこちらに伝えます。なのですが、100パーセント純粋なチャネリングが出来る人はこの世にはいないと言われています。どうしても自分の主観やエネルギーが入ってしまうからです。良心的なチャネラーは聞かれればその事を認めてくれますが、エゴが強いチャネラー程「私は100パーセントチャネリング情報しか話さない」と言い張ります。そして、そうしたエゴの強いチャネラー程チャネリングの最中に頻繁に自分の意見が入り込みます。

具体例を挙げてみます。

このチャネラーは今まで私が知る中でも3本指に入る程の高い能力のあるチャネラーです。初回のチャネリングで本当に私の行動を全て見ていたのかと思う程、他では知りえない事までズバズバと言い当てます。しかし2回目のチャネリングの時に、ある私の身の回りで起きた出来事を話すと、彼女は「それは告訴すべきだ」と言います。その出来事が法的にどうのこうのするべき事ではなく、いかにゆるすかという事だと私の中で答えは出ていたので、彼女自身が私の話の中の何かに反応してチャネリングではなく、彼女の顕在意識から話をしたのだろうと推察しました。

こうした時は質問を変えてみる事でチャネラーが元に戻ったりします。

今回の場合は「私のガイドは何と言っていますか?」と質問する事で彼女からの答えがガラリと変わり始めました。因みに後に知ったのですが、彼女自身も私の話した事と少し似た経験をしていて、その事で訴訟になり長年もめていると知りました。つまり、自分の顕在意識が反応してしまう内容だと純粋なチャネリングがし難い具体例だったわけです。

こうした例は、私が体験しただけでも他にもありますが、長くなるのでここまでにします。

どうやって、メッセージがあちらから来ているか、チャネラーが意見を言っているだけか

見極めるのは難しいところですが、日頃からスピリチュアルとは何か、という考えに触れていると、ハッと気づくことが多いと思います。

最後にですがチャネラーからのメッセージの受け取り方についてお話します。

これまでクライアントの方と話して気がついたのですが、人によってはチャネラーは特殊な能力を持っているが為に、前述のスピリチュアル度という観点で自分より偉い人と奉ってしまう人がいるようです。そこからチャネラーが言われた事を絶対守したりその通りに行動しなければいけないと思う方も少なからずいる事に気がつきました。冒頭の実例にもあるように、チャネラーといえども、人として学びのステージにいる同じ人ですので、特に奉ることなどせず、フラットに受け取るのがいいかと思います。

相手がどんな著名なチャネラーでも、その話を聞いて、あなた自身にとって魂レベルで、なるほどと感じるか、自分で咀嚼して決める事が大事です。どんなアドバイスも情報でしかなく結局、人生は周りからの情報をどう処理する主体であるか、という事に尽きるわけですから。

こんな意識を持って付き合えば、私自身、大勢のチャネラーと頻繁に話をしていますが、あちらからのメッセージは、自分では気がつかない素晴らしい視点を提供してくれる事も多く、貴重な学びの機会となりえます。

以上ご参考になれば幸いです。

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